グラフの読み方

グラフを読むとき、結構ミスが出るので、ちょっと解説。
例えば、次のようなグラフがあるとします。
  EX080608.png
グラフで重要なのは、「何分間でどれだけ」ということです。
この場合、初めは20分間で15cm、後は30分間(50-20=30)で10cm(25-15=10)です。
初めの部分を間違える子は少ないのですが、後の部分を50分で25cmと言ってしまう子がいます。
このようにグラフが曲がっている場合は、別々のものとして考えることが必要です。
また、「曲がったところで何が起こったのか」をしっかりと読み取りましょう。
たとえば、このグラフでは、
「水を入れている容器の形が変わった」とか
「入れている量が変わった」とか
「少しずつ抜いている」とか…
これらは、大問をしっかりと読むことでわかるはずなので、きちんと確認して下さいね。
これを確認できれば、
それぞれのグラフが何を表しているのか見えてくるはずです。
例えば、
初めはA管だけで次はA+Bとか、
初めは容器の下の部分で次は容器の上の部分とか…。
グラフが苦手と思っている子は、まず、グラフを正確に読み取れるようにしていきましょう。
実は、文章題よりもグラフが書いてある問題の方が簡単なんですよ。
というのも、文章から自分でグラフを書かなければならない問題もありますし、
グラフにした方が簡単な問題もたくさんあります。
そう考えれば、初めからグラフを書いてくれているのですから、
親切な問題ですよね。
グラフを使いこなせるようになれば、他にも速さの問題や理科の問題なんかにも応用がききます。
しっかりと練習しておきましょう。
それではまた明日。
今日の問題
 底面の半径が10cmで高さが15cmの円柱の容器に水が入っています。この中に体積が1cm3の鉄の玉を200個入れたところ、水の深さは13cmになりました。これについて、次の問いに答えなさい。ただし、円周率は3とします。
(1)容器に入っている水の量は何cm3ですか。
(2)容器をいっぱいにするには、鉄の玉をさらに何個入れればよいですか。
⑴3700cm3
⑵600個

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