算数ができなくなる原因のひとつに その2

先日は式の書き方について書きましたが、
他にもいろいろと原因はあるので、書いてみます。
「難は易を兼ねない」
ということです。
なんか「大は小を兼ねない」みたいになっていますが、
難しいものを解いたからといって、基本的な問題ができるようにはならいということです。
応用ばかり手をつけていても、結局解けずじまいで、時間ばかり無駄になることが多いのです。
応用問題というのは、その名の通り「応用」であって、
その問題固有の解き方であったり、
他の問題に流用できないことがとても多いので、
似たような問題でもまったく違った解き方が要求されることが多いのです。
それであれば、基本を忠実に叩き込むことによって、
他の問題にも使えるようにしておいた方が得策です。
もちろん、基本がしっかりとしているのであれば、
いろいろと解いてみることによって知識を増やしていくことは大切ですが、
特に算数を苦手としている子は、「遅れないように、遅れないように」と先に急ぐばかりで、
できるはずもない問題に時間を取られてしまうことが多いようです。
パターン的な問題をしっかりと繰り返し、
確実に使えるようにしておくことが後々の受験勉強を助けますから、
先に進むことばかり考えず、
しっかりとパターンを習得しましょう。
それではまた明日。
今日の問題
(1) 百の位を四捨五入すると30000になる整数の範囲はいくつ以上いくつ以下ですか。
(2) ビーカーAには6%の食塩水が500g、ビーカーBには18%の食塩水が400g入っています。今、ビーカーAからビーカーBに200gうつし、よく混ぜた後、ビーカーBから200gをビーカーAに戻します。このとき、ビーカーAの食塩水の濃さは何%になりますか。
(3) KとJの2人ですると15日かかる仕事があります。はじめはK1人で12日働きました。このとき、まだ仕事全体の40%が残っていたので、残りはJ1人が働いて仕上げました。このとき、Jは何日間働きましたか。
⑴29500以上30499以下
⑵9.2%
⑶24日間

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