過不足算の解説

今日は過不足算の解説です。
問題
 集まった子供にえんぴつを配ります。1人に5本ずつ配ったところ25本余ったので、3人には8本ずつ、4人には7本ずつ、残りの子供には6本ずつ配ったところ8本足りなくなりました。このとき、集まった子供の人数とえんぴつの本数を求めなさい。
解説
 この問題は通常の過不足算を使えば解けるのですが、
 文章がちょっと長くなっています。それを操作することによって、簡単な過不足算に変えましょう。
 まずは問題を整理します。
 5本ずつ → 25本余る
 3人に8本ずつ
 4人に7本ずつ → 8本不足
 残りに6本ずつ
 「5本ずつ → 25本余る」 はそのままでいいとして、もう一つの方を操作します。
 ポイントは「残り」に合わせることです。
 多く配ってしまった時は返してもらう
 少なく配ってしまった時はさらに渡す
 を考えて、文章を操作していきましょう。
 この場合、残りには6本ずつ配っているので、全員6本にしましょう。
 8本ずつ配った3人からは2本ずつ返してもらいます。 → 6本ずつ配ったことになる
 2本×3人=6本返ってくる
 同様に7本ずつ配った4人からは1本ずつ返してもらいましょう。 → 6本ずつ配ったことになる
 1本×4人=4本返ってくる
 つまり、 4本+6本=10本返ってくる となります。
 もともと、8本不足していたのですから、10本返ってくることによって
 2本余るに変わります。
 ということで、
 わかりづらかった文章が 6本ずつ → 2本余る に変わりました。
 あとは単純な過不足算をしましょう。
 5本ずつ → 25本余る
 6本ずつ → 2本余る
 (25-2)÷(6-5)=23人…人数
 5本×23人+25本=140本…えんぴつ
 もちろん、 6本×23人+2本=140本 でもOKです。
5年生は「差集め算その1」「差集め算その2」「過不足算」から「魔の小テスト」を行います。
しっかりと復習してきてくださいね。
今日の問題
 ある子供会の子供に色紙を配ります。1人に5枚ずつ配ったところ15枚余ったので、7人には8枚ずつ、8人には4枚ずつ、残りの子供には6枚ずつ配ったところ今度は8枚不足しました。このとき、子供の人数と色紙の枚数を求めなさい。
25人,140本

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