算数ができなくなる原因のひとつに

算数ができなくなる原因のひとつに「式の書き方」がある。
例えば、
80円の品物を2個と60円の品物を1個買うといくらになりますか
という問題の時、
80×2=160+60=220 答え220円
というように書く子がいる。
確かに答えはあっているのですが、
式は明らかにおかしいですよね。
何がおかしいかといえば、
1つ計算が終わるごとに結果に続けて次の式を書き足しているのです。
「80×2」と「160+60」が「=(イコール)」で結べるはずはありません。
式を2つに分けるのであれば、
80×2=160 160+60=220 答え220円
ですし、
1つにまとめるのであれば
80×2+60=220 答え220円
となるはずです。
このように、中途半端に式をまとめていたりする場合、
問題が複雑になってくると、ミスが増えたり、最悪まったく解けなくなってしまうというような事態が出ます。
式を確認して、早めの矯正が必要です。
結構多くの子がやっていたりしますよ。
やっかいなのは、上の問題でも分かるように、答えが合ってしまっている場合、
式には注意せずに先に進んでしまいますので、
気がついたときには……
なんてこともありえます。
答えが合っていても、式をしっかりと確認してみましょう。

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