小さい人

小さい頃、とある番組が好きでした。
帽子をかぶったおじさんが、とても楽しそうに工作をする番組です。

自分も真似しながら作ってみたものです。
上手くできなくて、失敗もしたけれど、また作ってみたくなる。
そんな不思議な番組でした。

一緒にいるキャラクターは、鳴き声とも話し声ともつかない言葉を発していました。
帽子のおじさんはというと、いつもニコニコしているけれど一切しゃべらない。
もしかして話したくても話せない人なのかな? と子ども心に思っていました。

だから、その人が最終回で別れの言葉を述べた時は、本当に驚きました。
テレビの前で固まったことを今でもよく覚えています。

その帽子のおじさんが先日お亡くなりになりました。

その方は、子どもに敬意を込めて「小さい人」と呼んでいたそうです。
そして、「小さい人を信じて見守ってほしい」という思いがあったとのことです。

あの語り掛けるような笑顔は、テレビの前の小さい人を見守っていたんですね。

KJゼミナールも、一生懸命な「小さい人」を信じて見守っていこうと思います。

~R~
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