伸びる子の質問の仕方

成績が伸びている子というのは、やはり塾でしっかりと質問をしている子たちですが、質問にもいろいろあります。
分からないことを質問するというのが本来の質問で、とても重要なことなのですが、
実は、正解であってもその解き方があっているかどうかを確認するための質問というのもあります。
特に算数の場合、正解は一つしかないのですから、たまたま正解になることだってあります。
例えば、半径2cmの円の面積を求めなさいという問題に対して、
半径×半径×3.14 が公式ですから、 2×2×3.14=12.56cm2
というように求めるのが普通です。
でもそれを円周の公式で考えてみると、
直径×3.14 ですから 4×3.14=12.56cm
というように単位は違えど、答えは同じになります。
もちろん、後者の解き方は間違っていますが、たまたま答えはあっていることになるのです。
入試のときはこれもありですが、勉強していく中でこのようなラッキー正解があってとしてもまったくの無意味です。
また、ラッキー正解が多発していると、気づかないまま中受では絶対に陥ってはいけない『できたつもり状態』になってしまいます。
先生と解き方が違うけど正解だったというような場合は、確認の為に質問するのが良いでしょう。
「先生と解き方が違っているけど、この解き方でもいいですか?」と。
今日の問題
 20gのおもりをつるすと全体の長さが23cmになり、50gのおもりをつるすと全体の長さが38cmになるばねがあります。これについて、次の問いに答えなさい。
(1) このばねに32gのおもりをつるすと全体の長さは何cmになりますか。
(2) このばねに何gのおもりをつるすと全体の長さが15cmになりますか。
⑴29cm
⑵4g

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