5年生の旅人算、結構、苦戦しますね。
なので、今日授業でやった問題を少し解説。
問題
東町から西町までの道のりは12000mあり、A君は東町から毎分240mの速さで西町に向かい、B君は毎分80m、C君は毎分60mの速さで西町から東町に向かう。A君はC君に出会うとすぐに東町に引き返し、その後、B君に追いつくとまた向きをかえ西町に向かう。3人が午前10時に同時に出発する時、A君は何時何分に西町に到着しますか。
解説
まずは線分図です。問題に書いてある通りに線分図にしてみます。実はこの作業が一番重要です。
ポイントとしては、
A君とC君が出会う → この間にもB君は進んでいるはず。
A君がB君に追いつく → この間にもC君は進んでいるはず。
つまり、同じ時間を1つの単位と考えて、必ず全員を進めておくということです。
下の図では、時間ごとに線分図の色を 赤 青 緑 としています。
さて、ここまで書ければ、ほぼこの問題はもらったも同然です。
A君とC君の和が12000mですから、 12000m÷(240+60)=40分 つまり 赤は40分です。
すべての赤の部分に40分と書き込むと、速さと時間が出ている部分から道のりを出してしまいましょう。
240×40=9600m ・ 80×40=3200m ・ 60×40=2400m
次にA君がB君に追いつきますから、A君とB君の青い線分図の差は3200-2400=800m
追いかけの旅人から 800÷(240-80)=5分 つまり 青は5分です。
また、さっきと同じように全ての長さを求めると、
あとは緑ですが、A君の緑を見てみると、400+3200=3600m と分かります。
よって、緑の時間は 3600÷240=15分 です。
また、同じように緑の線分図を埋めてみましょう。
これですべてが埋まりました。
答えはというと、午前10時+40分+5分+15分=午前11時です。
面倒な問題に見えますが、解くこと自体は別に難しいものではありません。
要は線分図が書けるかどうか が全てのポイントです。
しっかりと復習しておきましょう。
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